JSAI2026スポンサー参加の裏側——Acompanyブースはこうしてできた
公開日:2026.06.24
DevRelとして初めてのイベント出展
こんにちは、コミュニケーションデザイナーの末竹です。
今回は、私の担当業務のひとつであるDevRelの取り組みとして参加した、「2026年度 人工知能学会全国大会(JSAI2026)」の様子をお届けします。
DevRelとはDeveloper Relationsの略で、一般的には、技術者や開発者コミュニティとの関係性を築く活動を指します。技術発信、SNS運用、ブログ企画・運営、イベントやカンファレンスへの参加・協賛、コミュニティづくりなどの外向けの活動に加え、社内の情報共有や交流促進など、社内外をつなぐ役割も担います。
Acompanyでは、「Acompanyの技術とそれを担う人の魅力を社会に届け、組織の成長に貢献する」ことをミッションに掲げ、2026年3月からこの活動を進めています。
その活動の一環として、2026年6月8日〜12日に開催されたJSAI2026にスポンサー参加し、ブース出展を行いました。DevRel発足後、初めて取り組んだイベント出展でもあります。
この記事では、JSAI2026に向けた準備の裏側や、当日ブースでの出会い・学びを振り返ります。
なぜJSAI2026に参加したのか
JSAI2026は人工知能学会が主催する、AIおよび関連領域の国内最大の学術イベントです。研究者・企業関係者・学生など、AIに関わる多様な参加者が集まり、AIに関する研究の最前線から社会実装に向けた取り組みまで、幅広い議論が行われます。
Acompanyは「あらゆるデータとAI活用に、信頼を」というメッセージのもと、Confidential Computing(秘密計算)をはじめとするセキュリティ技術や、プライバシー・AIガバナンスの専門性を活かし、データとAIを安心して活用できる社会の実現に取り組んでいます。
AIに関心を持つ多くの来場者の方々に、まずAcompanyを知っていただくことを大きな目的としていました。なかでも、Confidential Computingを軸に、秘密を守れるAIを実現するための基盤技術の研究開発と、プロダクト開発の両面に取り組む会社であることを伝えたいと考えていました。
また、執行役員 VP of Public Affairsの竹之内さんと、プリンシパルリサーチャーの髙橋翼さんが提案していた企画セッション「機密コンピューティングが切り拓く信頼できるAIの社会基盤」が採択されたことも、スポンサー参加を決めるきっかけのひとつでした。
セッションで生まれた関心をブースでの対話にもつなげ、AI領域に関わる多くの方々との接点を広げることを目的に、スポンサー参加を決めました。
ブースづくりで意識したこと

ブースづくりでは、まず一目でAcompanyのブースだと分かることを意識しました。
全体はコーポレートカラーである赤を基調に統一し、ポスターやテーブルクロス、展示物にも同じトーンを取り入れることで、ブース全体に一体感が出るようにしました。会場内には多くの企業ブースが並ぶため、遠くから見ても目に留まり、近くを通った方に興味を持っていただける見え方を大切にしています。
また、ポスターだけでなく、Acompany セキュアチャットのデモ動画や、公式キャラクター「あかんっち」をモチーフにしたノベルティも並べ、技術やプロダクトの情報を伝えつつ、気軽に立ち寄っていただける雰囲気づくりも意識しました。
ブース全体として、Acompanyが取り組む技術領域の真剣さと、親しみやすさの両方が伝わる場にしたいと考えていました。
準備の裏側
ポスター、ユニフォーム・ノベルティ、Acompany セキュアチャットのトライアル環境など、ブースで来場者の方に何をどう届けるかを考えながら準備を進めました。
ポスター制作
ブースの中心となるポスターは、DevRelメンバーでもある髙橋翼さんに内容を整理していただきながら、制作を進めました。
当初は、A0サイズのポスターを2枚用意し、1枚目では「『機密データ入力禁止』を過去に変える」というコピーを大きく打ち出し、2枚目ではAcompanyの技術領域などを説明する構成を想定していました。

制作を進める中で、デザイナーのありさんから「2枚をつなげて、コピーをより大きく見せる構成もよさそう」という提案がありました。さらに、髙橋翼さんから特注サイズで発注できないかという話もあり、最終的には2枚分の内容をひとつの大きなポスターとして見せる構成に変更しました。

この提案がとても良く、実際の会場でも赤いポスターと大きなコピーがかなり目を引いていました。通りがかった方が足を止めてくださることも多く、ブースに立ち寄っていただくきっかけにもなっていたと思います。

情報をただ並べるのではなく、「このポスターを通じて何を伝えたいのか」や、会場で見たときに何が目に入るかまで考えられたデザインで、さすがだなと感じました。普段から制作物の目的と、見る人への伝わり方を大切にしているありさんだからこその提案だったと思います。
ユニフォーム・ノベルティ制作
ブースに立つメンバーのユニフォームとして、スタッフTシャツも制作しました。
今回の参加で最も大切にしていたのは、まずAcompanyという会社を知っていただくことでした。そのため、スタッフTシャツも単なるユニフォームではなく、会場内で存在を印象づけるための接点として設計しました。

Tシャツの胸元には、会社名ではなく、公式キャラクター「あかんっち」を大きく配置しました。ブースに立っているときだけでなく、会場内を移動しているときにも目に留まりやすく、Acompanyらしさを印象づけられるデザインにしています。
背面には、あえてカタカナで「アカンパニー」と大きく入れました。よく「エーカンパニー」と読まれることもあるため、視覚的に社名を認識してもらいやすくする狙いがありました。
アンケートにご回答いただいた方へお渡しするノベルティとして、あかんっちのアンブレラチャームを制作しました。Tシャツで印象づけたキャラクターをノベルティにも展開することで、ブースでの接点が会場外にも続くように設計しています。

アンブレラチャームを採用した背景には、開催時期もありました。梅雨が近く、傘を使う機会が増える時期だったことに加え、傘の目印として用途が明確で、持ち帰ったあとも日常の中で使ってもらいやすいと考えたためです。
チャームを入れる台紙もあわせて制作し、コーポレートサイトにつながるQRコードも入れています。ブースでAcompanyに関心を持ってくださった方が、後から会社について知れるよう、認知で終わらせず次の接点につながる導線も設計しました。
セキュアチャットのトライアル環境
ポスター右側で紹介していた「秘密を守れるAIチャット」として、Acompany セキュアチャットを実際に試していただけるトライアル環境も用意しました。
トライアル環境の話が出たのは、会期の約1週間前にあたる5月末でした。もともとUI/UXのスマートフォン対応に向けた開発が進んでいたこともあり、「せっかくなら来場者の方にも実際に触れていただける形にできると良いのでは」という意見から、短期間のうちに準備が具体化していきました。
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来場者の方に試していただくためには、ただURLを用意するだけでは不十分です。開発部では、JSAI2026専用のURLを発行し、利用できる機能や期間、利用上限などを調整した上で、会期中だけ安全に試せる環境を用意してくれました。
さらに、来場者の方にスマートフォンで実際に操作していただく場面も見据えて、細かなUI改善も進められていました。JSAI2026に向けて必要な調整が短期間で反映されていく様子を見て、開発チームのすごさを改めて実感しました。
また、トライアル利用時にはログイン前にフォーム入力が必要になるため、CPO室と法務部が連携し、安心して試していただける運用が設計されました。
限られた準備期間の中で、専用環境の発行、利用制限の設計、UI改善、法務確認まで対応できたのは、日頃からスピード感を持って開発を進めているメンバーだからこそだと感じました。
当日のブースの様子
会期中のブースでは、ポスターやAcompany セキュアチャットのデモ動画をきっかけに、多くの方に足を止めていただきました。

特に多かったのは、「どんなことをしている会社なのか」「秘密を守れるAIとはどういうことなのか」といった質問です。ポスターを見ながら、Confidential Computingを軸にしたAcompanyの技術領域や、機密データを守りながらAIを活用するための取り組みについてお話ししました。
また、Acompany セキュアチャットのデモ動画や、実際に操作している画面を見ていただきながら、機密情報を安全に扱える仕組みや、複数のAIモデルを並列で利用できる便利さ、画面の見やすさ・操作性について紹介しました。実際の画面があることで、業務の中でどう使えるのかを、より具体的にイメージしていただきやすかったように感じます。
ブースでは、来場者の方が普段感じているAI活用の課題について伺う機会も多くありました。企業や研究開発の現場では、AIを活用したい一方で、機密情報や社内データを外部サービスにそのまま入力できないケースがあります。そのため、利用を諦めていたり、入力できる形に手作業で加工してから使っていたりするという声もありました。そうした現場の課題を直接聞けたことも、大きな学びでした。
会場の外でも生まれたつながり
会期中には、Acompanyの採用会食である「アカン飯」も実施しました。
ブースでは限られた時間の中で、技術やプロダクトについてお話しすることが中心になります。一方で、アカン飯ではご飯を囲みながら、Acompanyが取り組んでいる技術領域や、組織の雰囲気、働く人のことなど、より幅広いテーマについてゆっくりお話しすることができました。

参加してくださった方々とは、AIやConfidential Computingに関する話だけでなく、現在担当されている業務や研究されているテーマについてもお聞きすることができました。ブースとはまた違った距離感で、お互いの関心や取り組みについて話せる貴重な時間になったと感じています。
ブース出展や企画セッションを通じた発信だけでなく、こうした会場外での交流も含めて、Acompanyを知っていただく機会になりました。
おわりに
会期中、ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、ありがとうございました。
今回のJSAI2026を通じて、特に大きな学びになったことは3つあります。
1. AI活用における現場の課題を直接聞けたこと
- ブースでは、AIをすでに導入・活用している一方で、機密情報や社内データの扱いに課題を感じているという声を多く伺いました。入力できる情報が制限されていたり、利用前にデータを加工していたりと、現場での具体的な工夫や悩みに触れられたことは大きな学びでした。
2.AI活用の関心が、安全な運用へ広がっていると感じたこと
- 「AIは便利だから使いたい」という段階から、次に「どうすれば安全に使えるのか」を考える段階へ関心が広がっていることを、ブースでの対話を通じて実感しました。「秘密を守れるAI」という言葉に反応していただく場面も多く、Acompanyが向き合っている領域への関心の高まりを感じました。
3.DevRelとして、自分自身の技術理解を深める必要があること
- 技術を社会に届ける役割を担うからこそ、自分自身がもっと技術への理解を深め、自分の言葉で語れるようになる必要があると感じました。
DevRelとして初めて取り組んだイベント出展でしたが、準備から当日の運営まで、開発部、CPO室、デザインチームをはじめ、さまざまなメンバーの協力があって形にすることができました。DevRelだけで完結するのではなく、部署を越えて一緒につくれたことも、今回の出展で印象に残っています。
JSAI2026で感じた課題や学びを次に繋げながら、今後もAcompanyの技術と、それを担う人の魅力を社会に届けていけるよう取り組んでいきます。
宣伝:アカン飯絶賛実施中です!
最後に、この記事の中でも少し触れた採用会食「アカン飯」についてもご紹介します。
現在、アカン飯を強化しています。ご飯を囲みながら、Acompanyの技術や組織、働く人のことをゆっくり知っていただける場として実施しています。
少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひこちらもご覧ください。
🍚アカン飯、はじめます!
— 株式会社Acompany🅰️アカンパニー (@Acompany_co) May 29, 2026
アカン飯とは、Acompanyメンバーとごはんを囲みながら、技術・事業・働く人のことなど、気になることを気軽に話せる企画です!
少しでも気になった方は、この投稿をリポストしているAcompanyメンバーや、つながりのあるメンバーまでぜひご連絡ください!#アカン飯 pic.twitter.com/W0obNX4Jh7
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