正直、知らなかった。秘密計算という領域に飛び込んだ理由
公開日:2026.04.27 更新日:2026.05.01
※この記事は『2025年12月25日』に公開した内容をもとに掲載しています。
皆さん初めまして。株式会社Acompanyでプロダクトマネージャーをしている山下です。
Acompanyにジョインして半年が過ぎました。
入社エントリーを兼ねて、入社後半年を振り返りました。
野球から始まったキャリア
私のキャリアは、社会人野球選手として始まりました。
その後、高校野球の指導者を経験しています。
当時から一貫して大切にしてきたのは、
- 個人ではなく、チームで成果を出すこと
- 役割を理解し、やり切ること
この価値観は、
いまプロダクトや組織に向き合う中でも、変わらず自分の軸になっています。
開発・事業・プロダクトへ
2000年以降は、ソフトウェアの世界に入りました。プログラマー、SE、PM、商品企画、事業開発と、システム開発に関わる一連のポジションを経験し、「つくる」だけでなく「事業として成立させる」ことに向き合ってきました。
その後も、
- Web会議SaaSでの事業開発・プロダクトマーケティング
- ニアショア開発企業での支社立ち上げ
- 医療・福祉系ITメガベンチャーでの新規事業開発
- HRTech SaaSでのPdM、PMI(M&A後の統合)
など、変化の多いフェーズで、プロダクトと組織を前に進める役割を担ってきました
初めてのスタートアップで感じたこと
Acompanyは、私にとって初めてのスタートアップ企業であり、
これまでのキャリアの中でも、入社を決めるまでに最も時間をかけて向き合った会社です。
入社を決める上で、最も強く心を動かされたのは、会社が掲げるビジョンでした。
2035年までに、世界No.1の偉大なプライバシーテックカンパニーになる
スタートアップでありながら、
ここまで明確で野心的な目標を掲げている企業は、正直ほとんど見たことがありませんでした。
採用面接を通じて印象的だったのは、
CEOの高橋さんをはじめ、面接していただいた役員の方々が、
この目標に対して言葉だけではなく、本気で向き合っていると感じられたことです。
そして入社後、その感覚はさらに確信に変わりました。
全従業員がビジョンに共感し、自分ごととして語っている。
この状態であれば、
もしかしたらこの目標は現実になるのではないか
そう感じるようになりました。
さらに、世界3万社が参加するスタートアップワールドカップにて、
Acompanyがファイナリスト(世界トップ10)に選出されたこと。
技術が世界に認められた瞬間を目の当たりにし、
「これはいける」という確信とともに、この会社に入って本当に良かったと心から思いました。
この思いを胸に、私はAcompanyでの最初の一歩を踏み出しました。
-Acompany、世界最大級のスタートアップピッチコンテスト「スタートアップW杯 2025」世界決勝戦でトップ10入りしました
入社後、まず取り組んだこと
入社して最初に向き合ったのは、
プロダクトマネジメントを成立させるための土台づくりです。
- プロダクト判断の前提や観点の整理
- 開発・ビジネス・経営の間に立つ意思決定プロセスの整理
- 部門間のハブとなり、情報流通の改善
目立つ仕事ではありませんが、
長期的に効いてくる基盤づくりを意識して取り組んできました。
正直、知らなかった「秘密計算」
Acompanyに入社して、強く印象に残っているのが
秘密計算(Confidential Computing)という技術領域です。
正直に言うと、
入社前の私はこの分野に詳しかったわけではありません。
データを暗号化したまま処理する。
それは、これまでのシステム開発の常識とは、まったく異なる考え方でした。
それでも、この未知の領域に挑戦しようと思えたのは、
AI時代において、避けて通れない本質的な課題と感じたからです
便利さだけでは、AIは社会に根づかない。
安全に使えることがあって、初めて価値になる。
秘密計算は、その前提を支える技術だと思っています。
技術とプロダクトの間に立つ
現在の私の役割は、
秘密計算という高度な技術を、
「わかる人にだけわかるもの」で終わらせないこと
- ユーザーにとっての価値は何か
- どの課題から解くべきか
- プロダクトとしてどう届けるか
チームと一緒に考え、試し、形にしていく。
技術とビジネス、ビジョンと現場をつなぐことがプロダクトマネージャーとしての役割だと考えています。
未完成だからこそ、面白い
Acompanyのプロダクトは、まだ完成されたものではありませんし、完成形は無いと思っています。
技術も、プロダクトも、組織も、
これから進化していく途中です。
だからこそ、
一人ひとりが考え、試し、前に進める余白があります。
この確信を、単なる期待で終わらせず、
現実の成果に変えていくこと
そのために、
自分に何ができるのか、
会社としてどんな道筋を描くべきなのかを、
いま真剣に考えています。
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