「カルチャーデッキ」って何?事業成長を加速させるAcompanyカルチャーとは〜カルチャー担当×コーポレートデザイナーが語る、組織づくりの裏側〜
公開日:2026.05.01
※この記事は『2025年4月22日』に公開した内容をもとに掲載しています。
Acompanyでは、事業成長の土台として「カルチャー」を非常に大切にしています。カルチャーを語る上で大切なAcompany Value(共有する価値観)やAcompany Guardrail(行動指針)は、「カンパニーデック」でも紹介していますが、カルチャーを木に例えるなら、これはあくまでも幹となる部分です。枝葉である、メンバーのふるまいや習慣などに現れる「Acompanyらしさ」についてはまだまだ紹介できていません。
そこで、「もっとわかりやすく、もっとストレートに“カルチャー”を伝えたい」という想いから、カルチャーにフォーカスした「カルチャーデッキ」を新たに制作・公開しました。
そこで今回は、このカルチャーデッキの制作に関わったコーポレートデザイナーのありさん(@ArinoWeb)とカルチャー担当の戸田さん(@kirichisa_acy)にインタビューをしました。「カルチャーデッキとは何か?」「Acompanyにとってカルチャーがどのような意味を持つのか?」「実際に行っているカルチャー施策とは?」など、組織づくりの根幹に迫るお話を伺いました。
ありさん(@ArinoWeb)
CEO室所属 コーポレートデザイナー。
主にコーポレートブランドや採用広報などを中心としたデザインを手掛け、言葉になりづらい“会社らしさ”をビジュアルに落とし込む仕事を担当。最近は、コーポレートサイトのリブランディングに奮闘中。趣味はピアノとお菓子と、デザイン。
戸田さん(@kirichisa_acy)
CEO室所属 カルチャー担当。
外資系航空会社や秘書を経てAcompanyに入社。創業初期のコーポレート領域立ち上げを経験後、現在はカルチャー・採用広報・社内コミュニケーションを担当。2歳児の母で、2025年はコーチング資格の取得を目指して勉強中。日経xwomanアンバサダー。
「カルチャーデッキ」プロジェクトメンバーの自己紹介
▶ まずはじめに、自己紹介をお願いします。
ありさん
CEO高橋さん直下の組織、CEO室でデザインを担当しています。担当業務は大きく3つあります。
まず1つ目はデザインシステムの制作・管理。Acompanyで使うカラーガイドを整備したり、プロダクトロゴの作成、スライドテンプレートの制作などを行っています。
2つ目は採用関連のデザインです。採用イベントのビジュアルや、会社紹介資料のデザインなど、候補者に届く情報の“顔”をつくる仕事をしています。
そして3つ目は、R&Dや業界団体まわりのクリエイティブです。たとえば、ハードウェア型秘密計算(Confidential Computing)の技術コミュニティ「ConfidentialComputingJP」や、プライバシーテックの社会実装を目指す「プライバシーテック協会」など、技術と社会をつなぐデザインを担当しています。
最近は、子どもと遊ぶ時間が一番の癒しです。少しずつ言葉が通じるようになってきて、毎晩一緒に笑ってます(笑)
Acompanyママのリアルな日常はこちらのnoteで詳しく紹介しています▼
-ママだけど全力で働きたい! Acompanyママのリアルな日常
戸田
同じくCEO室で、カルチャー・採用広報・社内広報を担当している戸田です。 前職ではCAや秘書などさまざまな仕事を経験しながら、Acompanyにたどり着きました。
実はありさんとは、保育園に通う娘がいる“アカンママ”仲間でもあります。私も、毎日慌ただしいながらも、子どもと過ごす時間を楽しいと感じていて、なんとか仕事と家庭を両立しながら頑張っています。
戸田さんの様々な経歴を紹介したnoteはこちら▼
-【AcompanyメンバーProfile】 CEO室:カルチャー担当とだ自己紹介note
「カルチャーデッキ」とは何か
▶ 今回公開した、Acompanyのカルチャーを詰め込んだ「カルチャーデッキ」とは何か教えてください。
ありさん
ずばり「Acompanyらしさを凝縮したカードたち」のことです。

もともとAcompanyには「カンパニーデック(旧 カルチャーデック)」がありました。この「カンパニーデック」は、会社の概要や事業、カルチャーをわかりやすく紹介する資料となっています。 ただ、Acompanyの事業やカルチャーなど網羅的に載せているが故に、カルチャーの良さが出ていない、もっと良さを伝えたいと思っていました。 わたしはカンパニーデックの制作を担当をしていましたが、更新も情報アップデートのみで、「もっとずば抜けたコンテンツにしたい…」というモヤモヤも感じていました。
そこで今回、思い切って内容もデザインも違う「カルチャーデッキ」を公開しました。
カルチャーに振り切ることで、組織、カルチャー視点でAcompanyを表現することを試みました。

▶ 「カルチャーデッキ」の着想についてもう少し教えてください。何か参考にされたりしましたか。
ありさん
「カルチャーデッキ」は、他社ではおそらくやっていないAcompany独自の施策です。そのため、参考にした資料はありません。
今回「カルチャーデッキ」を作成した理由は、Acompanyを紹介する資料として圧倒的なものを作りたいと思ったからです。
もともとあった資料も、「カルチャー」というワードを冠していたにも関わらず、「カルチャー」にそこまでフォーカスできていませんでした。
Acompanyには、技術・法律・事業の専門家が集まって、真面目に未来のために働いています。真剣に成果を出すことに集中していますが、各々の関係性が殺伐としていなくて、面白い。実際に話してみると真面目さだけではなく、ユーモアに溢れる人ばかりで、邪悪な人はいません。
フルリモートなのに、このような環境があるのはすごいことだし、ぜひ社外にも伝えたい、その想いから、カルチャーについてより詳しく説明する資料を作りました。
—ありがとうございます。”邪悪な人がいない”というワードが出てきましたが、Acompanyの働く環境には、Valueでもある「Be Cool. Be Hacker.」の精神が根付いているということですね。

Acompanyはなぜカルチャーを重視するのか
▶ Acompanyはなぜここまでカルチャーを重要視するのでしょうか。カルチャー担当の視点から教えてください。
戸田
Acompanyにとってカルチャーは、一言で言うと「事業を圧倒的に成長させるための土台」です。
CEO高橋さんの表現を借りると、「カルチャーは会社のOS(オペレーティングシステム)」としています。
Acompanyはスタートアップとして、Greatな会社を目指しており、このために必要な経営の3軸として、「チーム」「カルチャー」「事業」を掲げています。
その中でも「チーム」と「カルチャー」は、事業をより成長させるための土台(OS)という位置づけです。この2つが土台として機能することで、より高い事業成果を出せると考えています。
また、この2つが強いと、組織の価値基準も明確になります。そうすると、仕事における判断に迷いが少なくなり、意思決定のスピードや精度が上がる。その結果、スピード感を持って高い成果を追求することができると思っています。
Acompanyが最終的に成し遂げたいのは、カルチャーを強化して、いわゆる“働きやすさ”や“居心地のいい会社”を目指しているわけではなく、あくまでも事業の圧倒的な成長や、会社としての圧倒的な成果を出すことです。
カルチャーデッキを見ていただけると、Acompanyの明るさや楽しさ、働きやすさを感じていただけるかなと思いますが、Acompanyがメンバーに求めてるのは強い成果意識です。
結果として、その強い成果意識が事業成長をドライブすることに繋がっていると考えています。

— 一見、強い成果意識とカルチャー重視は相反するイメージがありますが、実際にAcompanyではこの2つはどういう関係なのでしょうか?
戸田さん
ここは私のこだわりポイントでもあるので、言葉の定義について少し補足させてください。
まず、Acompanyでいう「強い成果意識」は、一般的な「成果主義」とは異なります。
成果主義が「出した成果がすべて」であるのに対して、
Acompanyが大切にしているのは、一人ひとりが自分の責任と成果に対して自律的にコミットする姿勢です。(※もちろん「成果を出さなくてもいい」という意味ではありません。)
そしてカルチャーについても少し補足すると、
Acompanyのカルチャーは、Valueに示されている「大切にする価値基準」を幹としながら、メンバーのふるまいや習慣に自然とにじみ出る「Acompanyらしさ」だと捉えています。
では、この「成果」と「カルチャー」はどういう関係にあるのか?Acompanyでは、成果もカルチャーも、どちらか一方だけでは評価されません。
たとえ大きな成果を出していたとしても、私たちが大切にする価値基準に沿っていないふるまいがあれば、評価は下がります。逆に、カルチャーを体現していたとしても、期待される成果が出ていなければ、やはり高く評価されることはありません。
成果とカルチャー、どちらかではなく「両立」してこそAcompany。
それこそが、事業を圧倒的に成長させるために大切だと信じています。
ありさん
わたしの中では、今のAcompanyの形が、成果を追い求めるのに最適な形だと考えています。
強い成果意識とカルチャーの重視は、相反するものではないなと。 働き方一つをとっても、出社した方が成果が出る人もいるし、そうでない人もいる。コトに本気で向き合いたいのに、プライベートとの兼ね合いでできない人もいる。
Acompanyには、いい意味で同じようなマインドを持ってる人が最大限に活躍できる環境が整っており、メンバーひとりひとりが自分なりの最適な形に合わせて仕事をし、成果を出すことができます。
全社で全力で体現するAcompanyのカルチャー施策
▶ 次にAcompanyのカルチャー施策について教えてください。
戸田
最近のカルチャーに関するメインの取り組みは、「カルチャー委員会」です。カルチャー委員会とは、Acompany Value(Acompanyで共有する価値観)とAcompany Guardrail(Acompanyの行動指針)を再認識する意識を強めることを目的に、毎月1回、部署横断の選抜メンバーで開催している会議です。

カルチャー委員会では、ValueやGuardrailの本来の意図について議論をしています。
例えば、行動指針の1番「Goodではなく、Greatを意識する」に関して。
これはGreatな“成果“を求められているのだと思っていましたが、少し違いました。Greatを“意識する“とある通り、「Goodの延長線上にない、驚きを生み出すようなGreatな成果を“意識“して、仕事に取り組もう」というのが本来の意図。Greatを意識するのは、Acompanyが偉大な(Great)会社を目指すのに必要なマインドセットだということです。
このような説明がなされる機会はほぼないため、メンバーが増えていく中でそれぞれの解釈が生まれてしまっており、本来の意図で浸透していないのではないかという課題が浮き彫りになりました。
そこで、カルチャー委員会で改めて「なぜこのGuardrailがあるのか」、「本来の意図は何なのか」、「意図が伝わる文言なのか」などを議論し、皆に再共有する試みをしています。
そのほかにも、「カルチャーピックアップ(社内呼称:カルピク)」をはじめました。これは、メンバーがカルチャーを体現しているアクションがあったときに、Slack上でピックアップをするものです。全員参加しているSlackチャンネルに投稿されるので、メンバーの体現したカルチャーを皆が目にします。さらにそのピックアップの中から、CEO高橋さんが毎週の全社向けMTGで良かったピックアップを発表するというところまで行なっています。
部署横断でカルチャーピックアップがされているので、チームのカルチャーが自発的に生まれて、それが可視化されて、全社的に広がってきている感覚があり、とても良いことだなと感じています。

▶ 今後のカルチャー委員会の取り組み予定などはあるのでしょうか。
戸田
今後は、ValueとGuardrailのさらなる言語化を予定しています。 Guardrailの表題となる文言は本来、Guardrailの意図をしっかりと説明するための役割を担っているのですが、先ほどお話しした通り、表題ばかりが先走り、本来の意図が社内に浸透していないことが課題でした。
例えば、Guardrailの9番「Noじゃなきゃ、Go」は、Slackスタンプでもよく使われていて、社内で浸透していると思っていたんですが、実際は欲しいものを購入するか迷っている人の背中を押すためにこのスタンプが使われており、本来の意図とは違う形で使われていました。

なので、本来の意図と異なって浸透しているものは、Acompanyが伝えたいことや共通で持ちたい価値観をしっかり伝えるため、文言を変えたり、入れ替えたりすることも検討しています。
会社の規模が大きくなってきている中で、リーダーシップやオーナーシップなど、会社として今後より重要になる価値観も強化していきたいと考えています。
こだわりしかない「カルチャーデッキ」
▶ Acompanyのカルチャーを体現している「カルチャーデッキ」作成上のこだわりポイントを教えてもらえますか。
ありさん
こだわりしかないです(笑)Acompanyにしか出せない資料にするというところに、最後までこだわりました。これはわたしだけではなくて、CEO 高橋さんもこだわってフィードバックしてくれていると感じていました。大きくですが、こだわりポイントは3つあります。
1つ目はなんと言ってもデザインですね。カードデザイン1つとっても、メインビジュアルでイラストを多く使用しています。 今までの資料作りの場合は、外部で公開している素材など既存のものを使って作成することが多いため、「カルチャーデッキ」も初めは既存の素材を使って作っていました。そうしたら、初期案を持って行った時に、高橋さんに「これってAcompanyらしいですか」と言われてしまいました。
そこから「ありさんが描く素材でも良いのでは」とのフィードバックをもらい、わたし自身が改めてイラスト素材から描き起こし、デザインすることになりました。

ありさん
もともと、クライアントワークが多かったこともあり「デザイナーたるもの自分のスタイルを入れすぎてはならぬ」と思っていました。しかし、「カルチャーデッキ」はAcompanyらしさを全面に押し出したものにする必要がありました。そこで、「カルチャーデッキ」ではイラストは描けるところは全部わたしで描くこととしました。
今まで、AcompanyメンバーのXやSlackのアイコンを描いたり、アカン漫画を描いたりしていたこともあり、これがAcompanyらしさの一部にもなっていたのかと。結構嬉しかったですね。

戸田
確かに、アカン漫画からありさんの描くイラストがAcompanyらしさになってきている流れはあるかもしれないですね。
ありさん
2つ目に、資料の名前を「カルチャーデッキ」にしたのも、1つのこだわりポイントです。
もともとあった「カルチャーデック」という名前にこだわる必要もなく、「このままだと壁をぶち抜けないな」と思ったので、もう名前すら変えていいんじゃないかと変更しました。
Acompanyでは、言葉遊びもよくSlackでされているし、もともとカードゲームが好きな人が多い会社でもあるので、名前を「デッキ」に変えて、ビジュアルもカード風に統一しました。
3つ目は内容と構成ですね。考えれば考えるほど、Acompanyのいいところが多すぎて、途中から戸田さんと2人の打ち合わせが「Acompanyを褒め称える会」みたいになってきてしまって(笑)気づけば、資料の枚数も60ページくらいになってしまったんですよ。
ただただ枚数だけ多くなり、加えてデザインも納得できるものではなくなってしまって困っていた時に、戸田さんから「ばっさり、カットしていいんじゃないか」という意見が出て、最終的に30ページほどの資料になりました。おかげでちょうどよく全体を見れるような資料に仕上がったかなと思います。
戸田
伝えたいことが多すぎて、資料がどんどん多くなってしまっていました。でも、社外の人にも見てもらいたい資料でもあるので、私たちが伝えたいことだけを描いても伝わらないし、自己満足で終わってしまうのが嫌だったので、凝縮できてよかったです。

ありさん
わかります! 細かく見て感じるよりも、施策全体を見てAcompanyのカルチャーを感じて欲しいです。
今後の「カルチャーデッキ」のアップデート方針は
▶ 今後、「カルチャーデッキ」をどのようにしていきたいですか。
ありさん
3つの観点からアップデートしていきたいと思っています。
1つ目は、カード1枚1枚が全て魅力的に見えるところまで質を高めていくことです。特定の1枚だけ見てみても、「欲しい」と思ってしまうぐらいの物を作りたいですし、それができたら最高だなと思っています。
2つ目は、自分以外の人にも参加してもらいたいと思っています。カードに使用したイラストは、基本的にわたしが描いていました。ただ、他のメンバーでもイラストを描ける人がいるため、今後はもっといろんな人に関わってもらい、より良いものを作っていきたいです。まだ参加していない人が加わることで、今は想像もできない"化学反応"が生まれるかもしれないと思っています。
3つ目は、会社の変化にあわせていくことです。いまのAcompanyのカルチャーは、いまのメンバーあってのことで、完成系ではないと思っています。"Acompanyメンバーの考え方やふるまい"でカルチャーは形づくられ、変化していくと考えているので、今回作って終わりではなく、会社の成長とともに、デッキもアップデートしていきたいです。
—カードの枚数が増えることはありますか。
ありさん
ありえると思います。今回はトランプの枚数に足りるように作りましたが、資料はどこまででも増やしていけるので、増えていくのではと思っています。
—今回、4ヶ月に1回オフラインで開催される社内交流会「アカンオフ会」で、このカルチャーデッキはトランプとして配布されました。トランプにした理由を教えていただいてもいいでしょうか。
ありさん
「遊べたら面白いね」と、わたしは軽く思っていたぐらいでした。ただ「どのように表現するのか難しいよな」と半ば諦めていました。その中で議論していくうちに、「トランプがいいのでは」となり、走り出して形となったのかトランプでした。
また、カード下部の記載にもこだわっているので注目して欲しいです。 とはいえ、カードといえば対戦ですよね。もしかすると今後、対戦できる機能を兼ね備えたカードになることはあり得るかもしれないです(笑)

Acompanyのカルチャーを浴びてほしい
▶ 最後に、社外の人に向けて、「カルチャーデッキ」をどのように見て欲しいか、ポイントを教えていただけますか。
ありさん
むずかしい(笑)
とりあえずAcompanyのカルチャーを浴びてほしいって思いです。見ていただいて、内部の雰囲気をなんとなく感じ取ってもらった上で、事業も知って欲しいですね。
この資料自体、遊びだけじゃなくて”本気”で作ってるので、そういったところも見てほしいなと思っています。
戸田
この「カルチャーデッキ」は、カルチャーやメンバーを可視化した資料になっているので、Acompanyのメンバーがどういう価値基準で動いてるのか何となく感じてもらえたらと思っています。
カルチャーは、言葉だけじゃ伝えられない部分も結構ありますし、言語化しても解釈の余地がありすぎると、本来の意図とは異なって伝わってしまうこともあり得ます。
今回作成した「カルチャーデッキ」は、Acompanyのカルチャーをデザインや最小限の言葉で表現したものになっています。 この「カルチャーデッキ」を通じて、Acompanyで活躍できそうだな、成果を出せそうだなと思った方はぜひ、カジュアル面談に応募していただけると嬉しいです。
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